2018年04月08日

春の銀河

春は銀河がいっぱい見える季節です。これは天の川に対して垂直方向の空を見ることになるため、遠くからやってくる銀河の光を遮るガスやチリが少ないからです。

見かけ上小さいものが大半なので、それなりに大きく明るく写すのはなかなか難しい対象です。特に自分の主力は口径20cm、焦点距離800mmの短焦点反射R200SS臼砲・・・そこでいろいろ小細工をしながらやってみました。



M51
M51.jpg
R200SS EM200temma2 M-GEN 5cm200mmガイド鏡+2倍バローでガイド EOSkissX3(seo-sp2)
ISO800 15min 4枚 50%にトリミング ステライメージ6.5 PhotoshopCCで画像処理

NGC2903
NGC2903.jpg
Kenko-tokinaデジタルテレプラスPRO300 1.4X DGX
ISO800 15min 4枚 50%トリミング 他は同上


M51は子持ち銀河という名前で有名。北斗七星のそばにあります。

NGC2903は春の星座であるしし座の口元にある銀河です。



M81 M82
M81 M82.jpg
R200SS+PHコレクター ISO1600 8min 4枚 67%にトリミング


M81とM82。おおぐま座にありますが、北斗七星からはけっこう離れています。おおぐま座ってかなり大きいんです。望遠鏡でみても「ハ」の字に並んだ二つの銀河の様子が良く分かります。



M82
M82.jpg
R200SS Kenko-tokinaデジタルテレプラスPRO300 1.4X DGX
ISO800 20min 4枚 約50%トリミング


M82のクローズアップ。この銀河は爆発的に星が形成されていくスターバーストの状態にあり、赤い水素ガスが炎のように極方向に噴出しているのが観測されています。改造デジイチでどこまでいけるのか試してみましたが・・・ごく微かに写っているだけですね〜。まあ次はフィルターでもかましてやってみましょう。

ちなみにこの写真はコマ収差を目立たなくするため、円形にトリミングしています。また淡い噴出ガスを表現しようとかなり軟調に仕上げています。



のろのろと撮影していたらもう4月。星座はすでに夏の気配です。
posted by Northerncross at 15:48| Comment(0) | 天体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月01日

木星と火星

久々の更新です。星見自体は寒い間もけっこう頑張ってたんですけどねw


さて、今年も花粉と共に惑星観望の好シーズンがやってまいりました。夜更けに昇ってくる明るい星は木星で、今年は5/9が衝となります。事前にWindyで調べたところでは気流もまあまあな感じで、何より木星のシンボルである大赤斑が正面に見える日だったので、夜中過ぎから近くの公園で撮影してきました。


end of end.jpg

R200SS 5xPowermate iCap2.3 Y800で撮影 AS!2でディベイヤー処理後2000フレームの10%画像をRS6.1でwavelet SI6.5で画像処理
(木星)2ビニング WinJUPOSでDe-Rotation後の4枚をコンポジット


シーイングはやっぱりまあまあぐらいでした。今回は木星の高速自転に合わせて画像をコンポジットできるWin-JUPOSを初導入しました。使い方はたぶんこれで合ってるとは思うんですが、もっと高画質にする方法を研究しないといけません。結局はシーイングによるところが大半ではありますが。


右の画像は火星です。木星より拡大しており、実際はこの半分以下の大きさです。ちょっと欠けてますね。

まだ高度が低く小さいですが、こちらは今年の7/31日に大接近となります。ここまで近づくのは2003年以来の15年ぶり、しかもこの次の大接近は2035年ということなので、この機を逃すわけにはいきません。まあたぶん15年後も星は見てるんでしょうけどw


今年の夏にはとてつもなく赤く明るく輝いていることでしょう。楽しみです。
posted by Northerncross at 13:13| Comment(0) | 天体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月20日

バラバラ星雲

ばら星雲です。

ばら星雲.jpg
2014/1/14 21:25
ED80Sf 510mm EOS kissX3(IR改造) ISO800 420秒×4枚


英語でも The Rosette Nebura
確かに真っ赤なバラの花のように見える美しい星雲ですが


一方で「ドクロ星雲」なんていう不気味な別名もあります。
ペイントで描いてみました。こんなふうに見るわけですね。


今のどくろ.jpg


斜め横を向いたドクロ。二つの目と鼻のくぼみがあってなかなかよくできています。おまけにちょうど目のくぼみの上にグロビュールがあって、まるで骨のひび割れみたい。鼻の穴も細い縦線で二つに分けられており、じつに芸が細かい。


このドクロがいつから言われるようになったか知りませんが、実は自分が子供のころ、バラ星雲は「怖い」ものと思って写真を見るのを嫌っていました。星雲の中心に不気味なものが見えるからです。


方向を変えて


縦トリミング.jpg


昔のどくろ.jpg


この部分。これもドクロといえば見えなくも無いような。
でも目も鼻もない。星が4つあるのが目と言われればそう。とにかく歪んだはっきりしない顔らしきものです。


子供のころから星に関する本はよく読んでいてバラ星雲もそこで初めて知ったわけですが、写真がモノクロだったこともあってバラ=「薔薇」とは思いつかなかったのです。しかもそのころはオバケが怖い年頃で、時々テレビで流れる「バラバラ○人事件」というフレーズがとにかく恐ろしく、バラけているからバラ星雲?とおかしな名前だと思いながらも敏感に反応してしまったんでしょうね。


今はきれいな薔薇の花に見えますよ。
posted by Northerncross at 17:44| Comment(0) | 天体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする